161028_%e5%b0%8f%e6%b2%b3%e5%86%85[古民家再生] 小河内の家

築80年の古民家再生計画。

現在は親世帯2人ですが、親子孫6人の賑やかなすまいへとなります。これからの100年も住み続けられる家として再生します!

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古民家の空気の重さ、柔らかさ、清々しさ

言葉で言い表すのは難しいのですが、古民家に居ると、なんとなく重い重量の構造体に守られてる感じがするのです。
音の響き方や踏み心地からでしょうか?
視覚的に、低く黒い天井や軒、黒くて力強い小屋組みがそう感じさせるのか?
重いといっても鉄骨造やRC造とはまた違う、柔らかさも感じるのが不思議です
暗い、でも四方に開いた外はパッと明るい
柱梁、床板、天井などの木材は煤けて黒く形状も荒々しい、でも漆喰の壁は白くなめらか
そして、時折すっーとどこからともなく風が吹き抜けます
心地よいの感覚って皮膚感覚と光と音の要素が大きいな、と気づいた
皮膚感覚、光、音ってつまり、胎内での記憶が原点になるのかな?と感じた
設計で「心地よい」という言葉を頻繁に使うのが、何かおこがましい気持ちにもなった
そんな現場のひと時でした